お召列車 新1号編成
量産見本完成
お召新1号編成の見本が完成しました。
このお召新1号編成は、これまで当社が製作してきた客車とは全く違った発想・考え方による設計で、お召列車の持つ独特な気品と豪華さを再現した製品です。
製品の主な内容
全体の仕様
お召新1号編成はJR化後も運転されましたが、その際にTR-73台車の軸箱をはじめ細部が改造されました。
製品はJR化以前の姿を模型化してあります。
2重構造の室内
ボディーと室内は2重構造になっています。
天井、内壁を一体とした室内ユニットにボディーが覆いかぶさる構造です。
これにより室内の作りこみ、ペイント作業の簡略化が実現。美しい室内の再現につながっています。
ライティング
実車はオール蛍光灯による照明です。
キハ82でご好評を頂いた(白色チップLEDを使用)明るいライティングをこの新1号編成にも採用しています。
各車、仕切り板ごとに区切られた全ての部屋は天井からのLEDライトにより明るく綺麗に映し出されます。
天井板の採用により、LED基板が見えることはありません。
ため色
実車では、供奉車は漆塗り、御料車新1号はラッカー塗装による“ため色”です。
御料車はワックスをかけているので、供奉車よりも強い光沢があります。
製品では、艶を強調し、さらに御料車は菊の御紋が車体に映るぐらい強い艶をつけて実車同様の輝きを表現します。
全て新規のパーツ
ベンチレーター、室内インテリア、TR-73台車も含め、全てのパーツがこのお召新1号編成のために新しく作られたものです。
台車
供奉車460号・供奉車461号のTR-73台車は完全な新規製作で、軸バネ可動、ベアリング入りです。
ただし、ゆれ枕は非可動です。
御料車新1号・供奉車330号・供奉車340号のTR-65台車は台車内のブレーキシリンダーまで再現。軸バネ可動、ベアリング入り、ゆれ枕可動です。
床下
御料車新1号の床板は、エッチングによりキーストンプレートを表現。
エアータンク、水タンク、機器箱など床下器具は、実車同様ひとつひとつ梁からぶら下げて表現。
水流し管、パイピング類は台車への干渉、走行に支障がない範囲で表現してあります。
全車床下には航送船(連絡船)に載せる際の締結金具を台枠に表現してあります。
試作フォトギャラリー
(下記画像をクリックすると、量産試作および量産車製造の様子をご覧頂けます。)

御料車 新1号。 菊の御紋、ドアのノブ、貫通渡り板、乗降ステップは金メッキ仕上げ。 ボディ側面の金帯は、金色デカールにより美しく表現。
1枚目 (全33枚)

御料車 新1号。 反対側から見る。実車の床下は、汚れを知らない手入れの行き届いた状態です。 量産品の床下は台車を含め、さらに光沢のある美しい黒仕上げとなります。
2枚目 (全33枚)

御料車 新1号。アンチローリングダンパー、ラジオアンテナ、ベンチレーターのディテール。妻貫通扉のドアノブは金メッキ仕様です。
3枚目 (全33枚)

御料車 新1号。 乗降出入り口。精密ロストワックスにより、 実車同様かんぬきまで再現したドアハンドル。 ドアステップは金メッキ仕様です。
4枚目 (全33枚)

御料車 新1号。 菊の御紋が車体に映るくらい強い艶をつけ実車同様の輝きを再現。
5枚目 (全33枚)

御料車 新1号。 御化粧室の御洗面台。鏡は本物の鏡を入れています。
6枚目 (全33枚)

御料車 新1号。 御座所、光天井。
7枚目 (全33枚)

供奉車 461号。 編成の最前位に連結される荷物室の付いた供奉車。
8枚目 (全33枚)

供奉車 461号。 ライティングによって照らし出された室内。
9枚目 (全33枚)

供奉車 461号。 前位側端面。 量産品ではホイールが黒塗装になります。
10枚目 (全33枚)

供奉車 461号。 荷物室ドア付近のディテール。
11枚目 (全33枚)

供奉車 461号。 床下周りのディテール。 全車床下には、航送船(連絡船)に載せる際の締結金具を台枠に表現してあります。
12枚目 (全33枚)

供奉車 461号。 バッテリーボックスおよび機器箱、水タンクバルブ周辺のディテール。
13枚目 (全33枚)

供奉車 330号。 最上級に格付けされる供奉車。 室内には、2段網棚、回転椅子、冷房風洞、電気給湯器や冷蔵庫、流し台を表現。
14枚目 (全33枚)

供奉車 330号。 屋根上につけられたテレビ用特殊八木アンテナ。
15枚目 (全33枚)

供奉車 330号。 屋根全長に張り渡された特殊V型アンテナ。
16枚目 (全33枚)

供奉車 340号。 1・2等合造の供奉車。 回転椅子、ボックスシートを配置した室内を表現。
17枚目 (全33枚)

供奉車 340号。 妻面に装備された無線アンテナ。
18枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 編成の最後位に連結される供奉車(電源車)。
19枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 電源室屋根上のディテール。
20枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 電源室屋根上のディテール。 ルーバーは透けて見えます。
21枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 床下燃料タンク周りのディテール。
22枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 忠実に再現された雨とい周り。
23枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 給湯器、冷蔵庫、流し台までを再現した供進所。
24枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 電源車の制御卓。
25枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 手ブレーキハンドルのディテール。
26枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 ブレーキシリンダー周辺のディテール。 電源車は重量増大に伴い床下にはブレーキシリンダーが2つあります。
27枚目 (全33枚)

供奉車 460号。 妻面ディテール。 全車、妻面の渡り板は可動します。
28枚目 (全33枚)

床下機器の取り付け終わった新1号床板。 この後パイピング作業が移ります。
29枚目 (全33枚)

ハンダ付け作業が完了し組み立て終わった新1号のボディー。 これから仕上げ作業に入ります。
30枚目 (全33枚)

ボディーの曲げが終わってプレス工場から送られてきた2両め引渡し予定の供奉車330。
31枚目 (全33枚)

ボディーの組み立てが始った供奉車330。 写真は出入り口ドアと折り妻板が付いた状態。
32枚目 (全33枚)

妻板とボディーを取り付ける際の冶具。
33枚目 (全33枚)
製品の仕様と予定
品名 |
お召列車 新1号 5輌編成 |
予定価格 |
1セット\928,571- (1台当り平均\185,714-) |
ゲージ |
1/45thスケール 24mmゲージ(OJ) |
発売時期 |
平成22年8月より2ヶ月毎に1輌ずつ
平成22年 8月・御料車 新1号
平成22年10月・供奉車 330号
平成22年12月・供奉車 340号
平成23年 2月・供奉車 461号
平成23年 4月・供奉車 460号 |
ご予約 |
下記御予約票にてお申し込みください。
(限定品につき予定数終了の際はご容赦下さい)
FAX:03-3669-0154
※\10,000-のお申込金をお預かり致します。(5輌1セット)
お申込書ダウンロード(PDF 88KB)
※右クリックして「対象をファイルに保存(A)」。
※PDF形式。閲覧・印刷には「Adobe Reader」(無料)が必要です。 |
備考 |
Oスケールクラブの会員の方々は割引適用が受けられます |